【土地あり】1000万円台でどんな家が建つ?間取りの事例と購入時の注意点

1000万円で新築の家は建つのか?」こんな疑問を持つ方へ。土地を所有する方であれば、シンプルな形をした「二階建ての家」から人気の高い「平屋の家」まで、様々なバリエーションの住まいづくりを検討できます。では、予算1000万円台でどんな新築の家が建てられるのでしょうか?安く家を建てたい方へ必見の情報をご紹介!

【土地あり】1000万円台でどんな家が建つ?間取りの事例と購入時の注意点

1000万円の予算で新築の家が建てられるってホント!?

こんな疑問をお持ちの方へ、
すでに土地を所有する方であれば、1000万円の予算に収まる新築の家を建てることは可能です。たとえば、

  • コミコミ1000万円の規格住宅プラン
  • シンプルな形をした箱型の2階建て
  • 1000万以下のコンパクトな新築平屋

など、さまざまな選択肢から希望の家づくりを検討できます。

ただし、”家を安く建てる“というコトは、それなりに”妥協“や”制限“を許容する必要があって、長く快適に暮らしていくためには「1000万円台の家を建てる注意点」を前もって知っておくことが大切です。そこで今回の記事では、

  • 予算1000万円で新築の家は建つのか?なぜ建てられるのか?
  • どんな家が建てられる?1000万円台の新築一戸建ての間取り・建築事例
  • 予算1000万円で家を建てるための工夫や注意点

など、「【土地あり】1000万円台で建てる家」をテーマに、費用の内訳と実際に建てた方の体験談、1000万円台の新築一戸建ての間取り・建築事例、予算内に収める工夫や購入時の注意点をご紹介します。

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予算1000万円で新築の家は建つのか?

冒頭でもお伝えしましたが、
土地を所有する方なら予算1000万円で新築の家は建てられます。

一般的に「土地代」と「建物代」の割合は、「3:7」、もしくは「4:6」と言われています。土地をすでにお持ちの方であれば、この3割~4割の費用をかけずに家を建てられるわけです。かなり大きいですよね?

では、予算1000万円で一体どんな新築の家が建てられるのでしょうか?早速ですが、1000万円台の家をピックアップしてご紹介します。

1000万円の家「外観」

出展:SUUMO

本体価格:768万円(36.8/坪)
延床面積:69.14㎡(20.9坪)
敷地面積:69.73㎡(21.0坪)
家族構成:
施工会社:タツノコホームズ

●内観ギャラリー

1000万円の家「内観ギャラリー」

上記は、兵庫県のたつの市、三木市を中心に展開するローコスト住宅メーカー「タツノコホームズ」で建てた延床面積20坪の2階建ての実例です。1000万台という限られた予算の中で、水まわりを一箇所にまとめるコストダウンの工夫と無駄を省いた設計で、本体価格768万円で念願のマイホームを手にしています。

ページ後半では、シニア世代から若い世代まで幅広く人気を集める「平屋の家」をふくめて、1000万台の新築一戸建ての間取り・建築事例をご紹介しています。詳しくは後ほど。

さて、ここで注目して頂きたいのが「本体価格」という言葉です。

たとえば、新聞の折込みチラシやWeb広告などで見かける「本体価格■■■■万円/月々●●万円から叶う家づくり」といったキャッチコピー、じつは「家を建てる費用の総額」ではないケースが大変多いです。ご存知でしたか?

「初めて知った」という方は、次にご紹介する「新築1000万円の家 費用の内訳」をまずは知るようにして下さい。予算内に抑えた家づくりをするためにも重要なポイントになるはずです。

【土地あり】新築1000万円の家 費用の内訳

まず、家を建てるための費用は大きく「土地代」と「建物代」の2つに分けることができます。そのうち、土地の購入費を除けば、建物代は「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の大きく3つに分けられます。

予算1000万円で家を建てる」ということは、この本体工事費・付帯工事・付帯工事費を合算した建物の総費用が1000万円前後に収まるようにする必要があるわけです。

ローコスト住宅の総額が分かる!費用の内訳と坪単価の画像
本体工事費
(約7割)
本体工事費とは、家そのものを建てるための工事費のこと。総費用に占める割合は「約7割」と一番大きく、基礎・土台から構造体、外装・内装、キッチン・浴室・トイレなどの設備、建物を建てる人件費などが含まれます。
付帯工事費
(約2割)
付帯工事費とは、建物の本体以外の工事にかかる費用のこと。総費用に占める割合は「約2割」ほどで、外構工事やガス・水道工事、地盤改良費や解体工事費などが含まれます。
諸費用
(約1割)
諸費用とは、家を建てるための工事費を除く費用のこと。総費用に占める割合は「約1割」ほどで、各種手続きの手数料や税金(印紙代)、登記費用や住宅ローンの借入費用などが含まれます。

もし仮に「本体価格1000万円」の家を購入した場合、総額費用は「付帯工事費:約220万円」と「諸費用:約110万円」を加えた「約1330万円」とシミュレーションできます。

また、建築コストを安く抑えようと考えた場合、各種手続きに必要な手数料や税金などを削ることはできないため、本体工事費の「外装」「内装」「設備」、付帯工事費の「外構工事」と、コストダウンを図る項目も限られます。

この点については、ページ後半の「予算1000万円で家を建てるための工夫・購入時の注意点」で詳しくご紹介します。

コミコミ1000万円の家ってどうなの?

コミコミ価格1000万円の家とは、建物の本体価格の他に屋外給排水工事費や下水道接続工事費、地盤調査費などを含むパッケージ商品にした「1000万円台の住宅プラン」のこと。何が含まれてコミコミ価格というかは施工会社によってさまざまです。

コミコミ価格と呼ばれる商品プランの多くは、開口や奥行きの広さ、間取りや延床面積、設備の仕様などが予め規格(パッケージ)として統一された「規格住宅」に限定されます。

タマホーム「シフクの家」

コミコミ1000万円の家「タマホーム・シフクの家」

出展:タマホーム

本体価格:900万円台~
商品プラン:2~3LDK(21.04坪) / 1~3LDK(27.04坪) / 1~4LDK(32.31坪) / 1~2LDK・平屋(19.53坪)
含まれる内容:屋外給排水工事費用 / 仮説費用 / 下水道接続工事費用 / 屋外電気配線工事費用 / 地盤調査費用 / 工事管理費用 / 雨水排水工事費用 / 住宅瑕疵担保責任保険加入料 / 諸検査費用 / 基本図面作成料 / オプション工事費用 / 屋外立水栓工事費用 / 設計料

上記は、タマホームの商品ラインナップの中でも最安値のプラン「シフクの家」です。耐震等級3の地震に強い構造体はそのままに、充実した設備を備えて一部の付帯工事・その他費用が含まれたコミコミ価格「900万円台~」で新築の家を建てられます。

秀光ビルド「SL」

コミコミ1000万円の家「秀光ビルド・SLシリーズ」

出展:秀光ビルド

本体価格:1,043万円~
商品プラン:平屋~2階建て / 2階建て:20坪~
含まれる内容:水回り設備(キッチン、バス、トイレ、洗面台など) / 建築確認申請 / 地盤調査 / 仮設工事 / 屋内外給水排水(7mまで) / 全10回検査+Web見える化 / フルサポートサービス

上記は、秀光ビルの規格住宅プラン「SL」シリーズです。デザイン・性能で選べる「水廻り設備」、自由設計プランと同じ品質の「標準仕様」、その他「アフターサービス」を含むコミコミ価格「1,043万円~」で新築の家を建てられます。

コミコミ1000万円の家、2つの商品プランをピックアップしてご紹介しましたが、いかがでしたか?このトピックのタイトル「予算1000万円で新築の家は建つのか?」という疑問、解決できたのではないでしょうか?

とはいえ、何度も購入したり建て替えたりができないのが「マイホーム」です。価格がいくら安くても、実際の暮らしや品質などを気にする方も多いはずでしょう。そこで、実際に「1000万円の家を建てた人」の体験談も参考にしてみましょう。

1000万円で家を建てた人【ローコスト住宅ブログ】

1000万円で家を建てた人「ローコスト住宅ブログ」

出展:タマホームでマイホームを建てた建築士が適当に家づくりの事を書くブログ

ご紹介するのは、タマホームの綺麗な家を「本体価格1000万円」で建てた人のブログです。ブログを管理する施主さんは、元不動産コンサルタント勤務という経歴をもち、一級建築施工管理技士や二級建築士、宅地建物取引士などの資格を持つ方です。

不動産関連の会社に勤務されて様々な資格も持つ方だけに、投稿されている記事内容は非常に具体的で分かりやすいです。また、家づくりの流れや注意点、見積もり書の内容なども公開されています。そのうち、最終の建築費の総額をみると、

本体工事費:9,159,000円
オプション工事費:2,737,603円
付帯工事費:1,780,400円
必要経費:741,820円
諸経費:1,640,910円
産廃処理費:273,485円
地域対応費:164,091円
地盤改良費:761,250円
電気工事:85,281円
タマリビング:408,639円
総額費用(税込み):17,752,479円

との事でした。費用の割合はその方によってさまざまだと思いますが、ブログ主さんの場合、太陽光発電、収納・水まわり増設、サッシ・窓ガラス変更、バルコニー屋根割り増し、コンセント・配線増設など、アップグレードによる「オプション工事」に予算を多くかけたようです。(シンプルにこだわりが凄いと感じます)

また、実際の住み心地について「タマホームで建築したことに満足していますし、想像以上に快適なハッピーライフになってます。」とのことでした。

この他にも、ローコスト住宅にまつわるリアルな体験談や暮らしのアイデアを参考にできる家づくりブログを下記のページにまとめています。ぜひ、こちらの記事も一緒に参考にして下さい。

ローコスト住宅が気になる方必見!オススメの人気ブログ12選
タウンライフ家づくり

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1000万円台で建てた家 間取り・建築事例の一覧

このトピックでは、本体価格1000万円台で建てた家の具体的な間取り・建築事例をご紹介します。

1000万円台の家

本体価格1080万円/おしゃれなデザイナーズ住宅

1000万円の家「おしゃれなデザイナーズ住宅」

出展:SUUMO

本体価格:1,080万円(43.9万円/坪)
延床面積:81.44m2(24.6坪)
敷地面積:
家族構成:
施工会社:エスクリエイト
商品名:イエラクCtype

上記は、大阪の岸和田市を中心に展開する施工会社「エスクリエイト」で建てた1000万円台の家です。白を基調としたスタイリッシュな外観に広々としたウッドデッキ、狭小地でもたっぷりの日差しが差し込む機能的なつくりが大きな特徴。

また、本体価格1080万円という低価格でありながら、構造体には構造用集成材を使用し、壁や床には耐力面材を使用した強固な建物に仕上げられ、外張り断熱工法が採用されているため気密性・断熱性が高いことも魅力のひとつです。

間取り図(3LDK)
1000万円の家「おしゃれなデザイナーズ住宅」間取り図
【参考例】費用シミュレーション
本体価格1080万円
付帯工事費約240万円
諸費用約120万円
建物の総額費用約1440万円

※費用相場からシミュレーションした参考例です。

本体価格980万円/十分な採光と通風を確保したスタイリッシュな家

1000万円の家「スタイリッシュな住宅」

出展:SUUMO

本体価格:980万円
延床面積:
敷地面積:
家族構成:
施工会社:エスクリエイト
商品名:イエラクAtype

先ほどご紹介したエスクリエイトの別商品「イエラク AType」で建てた家。標準装備されたウッドデッキは外からの光と風を取り込み、家族一緒に楽しめるプライベート空間をプラス。また、白を基調としたシンプルな外観にウッドデッキの木目がアクセントカラーとなって非常にオシャレです。

本体価格で1000万円以下の「980万円」でありながら、開放的でスタイリッシュな外観、十分な採光と通風の確保、家族のプライバシーも守れるウッドデッキの標準装備など、コストパフォーマンスの高い住宅プランと言えるでしょう。

間取り図(3LDK)
1000万円の家「スタイリッシュな住宅」間取り図
【参考例】費用シミュレーション
本体価格980万円
付帯工事費約210万円
諸費用約110万円
建物の総額費用約1300万円

※費用相場からシミュレーションした参考例です。

本体価格980万円/自然素材にこだわった高性能住宅

1000万円の家「自然素材に拘った高性能住宅」

出展:SUUMO

本体価格:980万円(36.3万円/坪)
延床面積:89.26㎡(27.0坪)
敷地面積:99.22㎡(30.0坪)
家族構成:夫婦+子ども2人
施工会社:テック千里
商品名:

上記は、大阪の豊中市を中心に”自然素材の家”を得意とする創業45年の老舗工務店「テック千里」で建てた1000万円台の家。本体価格で1000万円以下の「980万円」でありながら、宮崎県の銘木ムク杉を使用した人に優しい自然素材、気密・断熱、基礎・構造といった性能・安全性の高さが大きな特徴です。

また、外構やウッドデッキにも宮崎杉を使用したデザイン性にもこだわった外観、インテリアをベースに統一されたスタイリッシュで開放的なリビングが印象的です。そして何より、天井も床もすべて国産杉の自然素材が使われた子どもの健康を第一に考えたつくりが大きな魅了です。

間取り図(3LDK)
1000万円の家「自然素材に拘った高性能住宅」間取り図
【参考例】費用シミュレーション
本体価格980万円
付帯工事費約210万円
諸費用約110万円
建物の総額費用約1300万円

※費用相場からシミュレーションした参考例です。

本体価格980万円/夏は涼しく冬は暖かいスパニッシュ風の家

1000万円の家「スパニッシュ風の家」

出展:SUUMO

本体価格:980万円(36.3万円/坪)
延床面積:89.27㎡(27.0坪)
敷地面積:95.88㎡(29.0坪)
家族構成:夫婦+子ども2人
施工会社:テック千里
商品名:

先ほどご紹介したテック千里で建てた「スパニッシュ風」1000万円台の家です。レモンイエローのスパニッシュ風の外観、子どもの成長にあわせて部屋を仕切れるロフトを設置して可変性の間取り、中央リビングには吹抜けとトップライトで光が降り注ぐリビングコーナーが大きな特徴。

間取り図(4LDK)
1000万円の家「スパニッシュ風の家」間取り図
【参考例】費用シミュレーション
本体価格980万円
付帯工事費約210万円
諸費用約110万円
建物の総額費用約1300万円

※費用相場からシミュレーションした参考例です。

新築1000万円台の平屋

土地をすでにお持ちで、新築の家を建てようと検討する方の中には、

  • 老後の夫婦二人暮らしにちょうどいい「小さい平屋の家」
  • 子育てしやすいコンパクトで無駄のない「平屋の暮らし」

など、新築1000万円台の平屋の家に魅力を感じる方もいるのではないでしょうか?

平屋といえば、広々とした空間と移動しやすいフラットな間取りが特徴の、幅広い年齢層から人気を集める暮らしやすい住まいのカタチ。土地があれば、こんな人気の平屋も1000万台で手に入れられます。

では、予算1000万台でどんな新築の平屋が建てられるのでしょうか?間取りと建築事例をピックアップしてご紹介します。

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【平屋の一人暮らし】女性もシニアもちょうどいい♪ローコストな平屋の住まい
【シニア向け平屋】シニア世代・老後の暮らしを快適にする平屋の間取り

本体価格800万円/16.5坪の小さな平屋の家

新築1000万円台の平屋「16.5坪の小さな平屋の家」

出展:SUUMO

本体価格:800万円(48.4万円/坪)
延床面積:54.66㎡(16.5坪)
敷地面積:198.71㎡(60.1坪)
家族構成:夫婦
施工会社:アッシュホーム
商品名:OPTIS SUMIRE

まずご紹介するのは、愛知県を中心にローコストで高品質な家を提供する「アッシュホーム」で建てた、延床面積16.5坪の小さな平屋の家です。

「ご夫婦二人でのんびり暮らせる老後の住まいづくり」をテーマに、仏壇のある和室を中心とした機能的でコンパクトな間取りにスムーズな動線、明るさや風通しに広いウッドデッキなど、暮らしやすさを追及した間取りに仕上げられています。

移動をスムーズにする機能的な間取りと動線、暮らしやすい明るく開放的な空間を備えて本体価格は「800万円」、価格以上のコスパのいい家に仕上げられていると言えるでしょう。

間取り図(2LDK)
新築1000万円台の平屋「16.5坪の小さな平屋の家」間取り図
【参考例】費用シミュレーション
本体価格800万円
付帯工事費約170万円
諸費用約90万円
建物の総額費用約1060万円

※費用相場からシミュレーションした参考例です。

本体価格1200万円/天井高の広々リビングで子育てしやすい平屋の家

新築1000万円台の平屋「子育てしやすい平屋の家」

出展:SUUMO

本体価格:1,200万円(41.0万円/坪)
延床面積:96.88㎡(29.3坪)
敷地面積:284.06㎡(85.9坪)
家族構成:夫婦+子ども1人
施工会社:ミラクルホーム
商品名:

続いてご紹介するのは、宮城県を中心に展開する平屋専門のハウスメーカー「ミラクルホーム」で建てた、29.3坪の子育てしやすい平屋の家です。

20畳の広々としたLDKを天井高を一番確保できる中心に配置して、家族が集まりやすい明るく開放的な空間に。また、白を基調にした室内には存在感のあるブラックの梁、ブラックの木目調サイディングの外壁との統一感など、子育てしやすい機能性だけでなくおしゃれにもこだわった仕上がりになっています。

間取り図(3LDK+N)
新築1000万円台の平屋「子育てしやすい平屋の家」間取り図
【参考例】費用シミュレーション
本体価格1200万円
付帯工事費約260万円
諸費用約130万円
建物の総額費用約1600万円

※費用相場からシミュレーションした参考例です。

本体価格1250万円/理想を叶える平屋の規格型デザインハウス

新築1000万円台の平屋「平屋の規格型デザインハウス」

出展:SUUMO

本体価格:1,250万円(49.6万円/坪)
延床面積:83.39㎡(25.2坪)
敷地面積:
家族構成:夫婦
施工会社:リアルウッド
商品名:D-Concept -HIRAYA S24

最後にご紹介するのは、関東エリアを中心に展開する地域密着の工務店「リアルウッド」で建てた、【25.2坪】平屋の規格型デザインハウスです。

木製のルーパーが印象的な和の趣のある外観デザインと明るく開放的な16.5畳のLDK、急な来客にも対応できる2WAYの玄関スペースなど、居住スペースを最大限に確保する無駄のない設計と機能的な空間活用が大きな特徴。また、日々の生活を楽にする収納スペースや動線の確保などの工夫やアイデアも魅力的です。

間取り図(3LDK)
新築1000万円台の平屋「平屋の規格型デザインハウス」間取り図
【参考例】費用シミュレーション
本体価格1250万円
付帯工事費約270万円
諸費用約140万円
建物の総額費用約1670万円

※費用相場からシミュレーションした参考例です。


1000万円台で建てた家を「2階建て」と「平屋」にわけて、それぞれの間取り・建築事例をピックアップしてご紹介しました。いかがでしたか?

土地を保有している方であれば、1000万円の予算でさまざまなバリエーションの家を検討できることが伝わったかと思います。ご紹介した事例をもとに、建てたい家のイメージ固めと費用のシミュレーションの参考にしてみて下さい。

ワンポイント
どこに依頼すべき?1000万円台の家づくり

理想の家づくりが叶うかどうか?その大半はハウスメーカー選びに掛かっています。しかも、「1000万円台」という限られた予算の中で、長く安心して暮らせる高い性能も備えた家となると、その依頼先はどうしても限られます。

全国600社以上の住宅メーカーの中から、土地の条件や家づくりの希望に合わせた「概算見積もり」「間取りプラン」を取り寄せられる便利なWebサービスがあるのをご存知ですか?

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予算1000万円台で家を建てるための工夫・購入時の注意点

ページの冒頭でもお伝えしましたが、”安く家を建てる“ということは、それなりに”妥協“や”制限“を許容する必要があって、長く快適に暮らしていくためには「1000万円台で家を建てるための工夫や注意点」を前もって知っておくことが大切です。

最後に、予算1000万円台で家を建てるために「知っておくべき注意点」と「コストダウンの工夫」をご紹介します。

1000万円台の家を検討する際の注意点とは?

まず、1000万円台の家を検討する際の注意点を抑えておきましょう。大きくは以下の4つです。

  • 費用の総額で資金計画を立てる
  • 規格住宅プランに限定されることが多い
  • 土地の規制・制限で好みの家が建てられない場合がある
  • 家の性能・品質は妥協しないようにする

それぞれ具体的にみていきましょう。

1. 費用の総額で資金計画を立てる

家を建てるための費用は大きく、「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の大きく3つに分けられます。この3つを合計した金額が建物代の総額費用になります。

もし仮に、「本体価格1000万円」の家を購入しようと考えた場合、「付帯工事費:約220万円」と「諸費用:約110万円」合算した「約1330万円」が総額費用とシミュレーションできます。

まず、建物代の総額費用で資金計画を立てるようにしましょう。また、住宅メーカーによっては、一部の工事費や手続き費用も含めた「コミコミ価格」というパッケージで商品化する場合もあるので、表示価格に含まれる項目・内容にも注目するようにしましょう。

資金計画の立て方、費用のシミュレーション方法については、下記のページにて詳しくご紹介しています。無理のない予算の決定、返済計画を立てるのにぜひ役立てて下さい。

新築戸建てはいくらする?注文住宅の費用シミュレーション&見積もり比較のオススメ情報

2. 規格住宅プランに限定されることが多い

1000万円台で建てる家の多くは、間取りプランや設備の仕様などが予め決められている「規格住宅」に限定されていることが多いです。

規格住宅の大きなメリットは、建築コストを安く抑えて家を建てられること。また、自分好みの間取りプランを選んで決める手軽さも魅力の一つです。一方で、間取りや窓の配置といった大幅なレイアウトの変更はできず、規格外の要望はオプション扱いになるケースが多いというデメリットもあります。

予算オーバーを避けるためにも、まずはこの規格住宅のメリットとデメリットを知るようにしましょう。その上で、規格住宅プランを扱うハウスメーカー、工務店を見つけるようにして下さい。詳しくは下記のページを参考にして下さい。

ローコスト「規格住宅」とは?メリットや注文住宅との違い・規格住宅メーカーをご紹介!

3. 土地の規制・制限で好みの家が建てられない場合がある

すでに土地を保有している方ならご存知と思いますが、土地の活用法には「建ぺい率」や「容積率」、「高さ制限」といった規制・制限が必ずあります。

まず、これら土地の制限や規制から建てられる家の形状、高さなどを前もって調べるようにしましょう。その上で条件をクリアできる商品プランを選ぶようにして下さい。

規格住宅で家を建てる場合はとくに、土地の条件をクリアできず好みの商品プランが建てられないといったケースが考えられるので注意が必要です。

4. 家の性能・品質は妥協しないようにする

規格住宅をはじめ、1000万円台のローコスト住宅を扱うハウスメーカー、工務店は意外と多く存在します。どの施工会社も、資材の大量仕入れや効率化の仕組みなどで建築コストの低価格化を実現させています。これらに大きな差はないでしょう。

一方で、住宅の性能や品質へのこだわりは若干違ってきます。
耐震性や耐久性の良さ、断熱性や気密性の高さなどです。中には、ローコストでありながら長期優良住宅に認定される品質の高い商品を提供する会社もあります。

価格の安さが一番の魅力に見えてしまうかもしれませんが、家の性能・品質には妥協しないようにして下さい。また、長く安心して暮らしていくためにも、「保証制度」や「サポート体制」など、引き渡し後のアフターサービスに注目してみるのも有効です。

この他、適正価格で安く家を建てるコストダウンの工夫、良い家を安く建てるハウスメーカー選びのコツなど、下記のページにて詳しくご紹介しています。ぜひコチラの記事も合わせて参考にして下さい。

安く家を建てる方法・安いハウスメーカー選びのコツ

予算1000万円台に抑えるためのコストダウンの工夫とは?

予算1000万円台で家を建てようと考えた場合、お金をかけるところと掛けないところにメリハリをつけるなど、何らかのコストダウンの工夫が必要です。

とはいえ、元々ローコストに建てられた家であることに加えて、各種手続きに必要な手数料や税金などを削ることはできないため、本体工事費の「外装」「内装」「設備」、付帯工事費の「外構工事」と、コストダウンを図る項目も限られます。

では、予算1000万円台に抑えるためのポイント・コストダウンの工夫とはどんなことでしょうか?大きくは以下の5つ、

  • 建物の凹凸を減らしてシンプルな形(総二階の家)にする
  • 外構工事を安く仕上げる(外構専門の業者に依頼する)
  • ベランダ・バルコニーにお金をかけない
  • 収納スペースでできるだけまとめる
  • 内装材や設備のグレードを低く設定する

それぞれ具体的に見ていきましょう。

1. 建物の凹凸を減らしてシンプルな形(総二階の家)にする

建築コストを安く抑える一番の方法が「凹凸のない総二階の家」にすることです。総二階の家とは、1階と2階の外周をそろえて各フロアの床面積が同じように設計された家のこと。(1000万円台の家でご紹介した「キューブ型」が総二階の家です)

1階と2階の外周・床面積が違う家と比べると、基礎や屋根の施工面積を少なくできるので建築コストを安くでき、引渡し後のメンテナンスコストも安く抑えることができるのです。

また、壁面や屋根などに凹凸が多くあると、その分総面積が大きくなるため、下地材や仕上げ材にかかるコストも増えてしまいます。そのため、建物も形状もシンプルな形に仕上げるようにしましょう。

2. 外構工事を安く仕上げる(外構専門の業者に依頼する)

外構工事にかける費用の割合は、本体工事費に対して「10%~15%」が相場と言われています。そのうち、大きく費用を圧迫するものが、

  • 駐車場やカーポート
  • 外周フェンスや目隠し柵
  • ガレージ

などです。外構工事を安く仕上げるには、これらの費用を予算に含めない。というのが一番ですが、防犯上のことや見た目のデザイン性などを考えるとそうはいきません。

そこで、外構工事をハウスメーカーにお任せするのではなく、本体工事とは別に「外構専門の業者に依頼する」という方法も検討できます。外部の外構専門業者に依頼すると、

  • 上乗せされた仲介手数料をカットできる
  • 複数社の見積もりを比較できる
  • 相見積もりによる価格交渉ができる

こうしたメリットが期待できます。
また、時間と手間がかかってしまいますが、ホームセンターなどで材料を購入して「手作りの外構DIYにチャレンジ」してみるのも大幅なコストダウンが期待できます。

3. ベランダ・バルコニーにお金をかけない

1番目にご紹介した「建物の凹凸を減らす」に付随しますが、ベランダやバルコニーを作らないことでもコストダウンを図ることができます。

ベランダやバルコニーの設置は、外観のアクセントや洗濯ものを干すスペースの確保など、さまざまなメリットがある一方で、設置にかかる工事費用や屋外コンセント、照明、給排水といったある程度まとまった費用がかかってしまいます。

ベランダ・バルコニーの設置は、付ける場合も付けない場合にも両方メリットが考えられます。部屋干しや洗濯乾燥機での代用ができる方であれば、設置の必要性を一度考えてみるといいでしょう。

4. 収納スペースをできるだけまとめる

収納スペースに限ったことではありませんが、基本的に壁(仕切り)の数が多くなればなるほど費用は多くかかります。材料費や工事費などが増えることが大きな理由です。

そのため、収納スペースはできるだけ一箇所にまとめて設置することでコストダウンを図ることができます。たとえば、部屋ごとに細かく収納スペースを配置するのではなく、家族全員が共用として使う広めの収納スペースをつくるのも有効です。

5. 内装材や設備のグレードを低く設定する

効果的なコストダウンを図る場合、内装の仕上げ材や設備のグレードを何にするのかによって費用は大きく変わってきます。

たとえば、壁紙ひとつをとっても室内の壁全体と考えるとかなりの面積になるので、色や柄がシンプルな量産品を使うことでかなりのコストダウンが期待できます。また、お風呂やキッチンといった設備のグレードに関しても同様です。

ほかにも、室内を彩るさまざまな内装材や装飾材、窓やトイレ、ライトなど、「そこまで拘らない」という箇所が見つかるかもしれません。お金をかける部分とかけない部分にメリハリをつけて、無理のないコストダウンの工夫を取り入れるようにして下さい。

まとめ

【土地あり】1000万円台で建てる家」をテーマに、費用の内訳と実際に建てた方の体験談、1000万円台の新築一戸建ての間取り・建築事例、予算内に収める工夫や購入時の注意点をご紹介しました。いかがでしたか?

20代、30代の若い世代の方から老後の暮らしを計画するシニア世代の方まで、1000万円台という限られた予算の中でもバリエーション豊富な住まいづくりが期待できること、このページで伝わったかと思います。また、今回ご紹介した内容をまとめると、

この記事のポイントまとめ
予算1000万円で新築の家は建てられる?

すでに土地を所有する方であれば、予算に収まる新築の家を建てることは十分可能です。ただし、家を建てるための費用は、建物代の「本体工事費」のほか、「付帯工事費」「諸費用」の大きく3つに分かれます。本体工事費だけでなく、その他の費用を含めて資金計画を立てるようにして下さい。

予算1000万円で新築の家は建つのか?

1000万円台でどんな新築の家が建てられる?

1000万円の家は多くの場合、間取りや室内の広さ、設備の仕様などが予め規格として統一された「規格住宅プラン」に限定されます。

1000万円台で建てた家 間取り・建築事例の一覧」でご紹介したように、土地を所有する方であれば、シンプルな「二階建ての家」から人気の高い「平屋の家」まで、様々なバリエーションの住まいづくりを検討できます。

1000万円台の家を建てるときの注意点とは?

“家を安く建てる”というコトは、それなりに”妥協”や”制限”を許容する必要があって、長く快適に暮らしていくためには「1000万円台の家を建てる注意点」を前もって知っておくことが大切です。

  • 費用の総額で資金計画を立てる
  • 規格住宅プランに限定されることが多い
  • 土地の規制・制限で好みの家が建てられない場合がある
  • 家の性能・品質は妥協しないようにする

1000万円台の家を検討する際の注意点とは?

1000万円台の家を建てるためのコストダウンの工夫とは?

予算1000万円台で家を建てようと考えた場合、お金をかけるところと掛けないところにメリハリをつけるなど、何らかのコストダウンの工夫が必要です。大きくは以下の5つです。

  • 建物の凹凸を減らしてシンプルな形(総二階の家)にする
  • 外構工事を安く仕上げる(外構専門の業者に依頼する)
  • ベランダ・バルコニーにお金をかけない
  • 収納スペースでできるだけまとめる
  • 内装材や設備のグレードを低く設定する

予算1000万円台に抑えるためのコストダウンの工夫とは?

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